基板に関する主な用語
あくまでも慣用的な表現ですが、基板に関連する用語を一部ご紹介いたします。
Vカット
基板同士、または基板と捨て板を分割しやすいように、両者の境界に入れる溝。

コア材
多層板の積層前に作られる内装の材料。
座ぐり(ザグリ)
ボトルや小ねじ類を締める際にすわりを安定させるために、穴周辺の上面を平らに加工すること。
内層の銅箔を一部分だけ露出させたり、実装時に部品の位置を安定させたりする作業。
レジスト/ソルダーレジスト
基板表面の劣化を抑制し、はんだ付けの際に余分なはんだが付くことを防ぐために基板表面に塗られている緑色のインク。
「ソルダーレジスト」「ソルダーマスク」「半田レジスト」「半田マスク」「グリーンレジスト」などとも呼ばれる
スキージ
レジストインクやクリームはんだを基板印刷する際に使用される樹脂製の工具。(ヘラ)

スクリーン印刷
格子状の版にパターンやレジスト、文字を形成して印刷すること。
主にステンレス製のスクリーンが使われる。
打痕(だこん)
外部からの圧力による基板表面のへこみ。
銅箔
プリント配線板などで使用される薄い銅。
基板に使われる銅には2種類あり、リジット基板に使われる「電解銅箔」とフレキシブル基板や大電流基板に使われる「圧延銅箔」です。
リジット基板
ガラスエポキシ樹脂などをベース基材にした硬質樹脂プリント配線板のこと。
フレキシブル基板
ポリイミド樹脂やポリエステル樹脂などが採用されている、
可撓性(かとうせい)、屈曲性を持ったプリント配線版のこと。

メタル基板
基板とアルミニウムを張り合わせたもの。
LED照明やパワーデバイス、発熱量の大きい部品など効率的な放熱性を必要とする際に使用します。
ベーキング
温度条件や時間を設定して、基板を加熱することで湿気を飛ばす作業。
ワークサイズ
作業ラインに基板を投入するためのサイズ。